国家安全の専門家が、ドナルド・トランプ大統領の行動の一つが米国の重要な諜報ツールを事実上失効させたとして、その影響を指摘した。
CNNに出演したレオン・パネッタ元CIA長官(バラク・オバマ前大統領政権下)でクリントン政権時代のホワイトハウス首席補佐官を務めた同氏は、外国情報監視法(FISA)の重要な条項が失効したことへの懸念を示した。

下院議員たちは今月初め、トランプ氏が暫定国家情報長官に指名したビル・パルティに反発し、FISAの第702条の再承認を拒否した。トランプ氏がパルティ指名を撤回しなかったことでFISAは失効し、パネッタはFISAを失うことが国家安全保障にとって何を意味するかを説明した。
「国家安全保障に脆弱性を生み出したいのか?FISAを機能させなければいい」とパネッタは述べた。「なぜなら、それによってテロリストがこの国で連絡を取り合えるようになるからだ。」
FISAは米国に「テロリストが何を企てているか、そして我が国がどのような脅威に直面しているかを把握するために、そうした通信を基本的に傍受する能力」を提供していると、パネッタは付け加えた。
「現在FISAが機能していない状況では、疑いなく、この国は何らかのテロ攻撃に対して非常に脆弱だ」とパネッタは語った。「国民は目を覚まさなければならない。大統領も目を覚まさなければならない。」
パネッタは「時として繰り広げられる政治的駆け引き」は理解しているとしながらも、「今この瞬間、国家安全保障こそが大統領にとって、国にとって、そして議会にとって最も重要なことだ」と述べた。

