選挙不正操作の陰謀論(すでに否定済み)を証明する任務を与えられたトランプ政権高官が、米国の半数以上の州で使用されている投票機の禁止を試みたが、それを裏付ける証拠を一切提示できず、惨敗に終わった。
ロイターは木曜日、ホワイトハウス顧問のカート・オルセン氏が商務省にドミニオン・ボーティング・システムズの機器の部品を安全保障上のリスクと宣言するよう求めたと報じた。この動きは、11月の中間選挙前に事実上それらを禁止することになるはずだった。

この計画は昨年9月、商務省の担当者がその実行に向けた法的根拠の検討を始めるほど進展した。しかし情報筋によると、オルセン氏のチームがその措置を正当化する証拠を提示できなかったため、最終的に頓挫した。
オルセン氏のチームはプエルトリコから押収したドミニオンの機器を物理的に分解し、敵対国の部品を見つけようとした。しかし代わりに見つかったのは、米国企業インテルが中国でパッケージングしたチップ(一般的には安全保障上の脅威とはみなされない)と、日本、韓国、マレーシア製のチップだった。
今回のロイターのスクープは、トランプ政権が州から選挙の主導権を奪おうとする一連の取り組みの最新の章だ。トランプ大統領は2025年3月、選挙人登録に市民権の証明を求める大統領令に署名し、選挙日後に届いた郵便投票を各州が集計することを阻止しようとしたが、その主要部分は連邦裁判所によって差し止められた。ジョージア州フルトン郡とアリゾナ州における2020年の選挙記録の連邦押収は、トランプ大統領が連邦軍やICE(移民・関税執行局)の要員を投票所に派遣するなど、2026年の中間選挙に介入しようとするのではないかという懸念を高めた。
トランプ大統領が投票システムへの介入を試みるのは初めてではない。第1期政権時にも、投票機を押収するよう司法長官、国防省、DHSに指示しようとした。
オルセン氏はまた、連邦政府が州から選挙の管理権を奪うという、より広範な計画を推進していた。これはトランプ大統領が公に表明してきた考えだ。
「手作業による集計への移行は混乱を招くだろう」とミシガン大学のコンピュータサイエンス学教授アレックス・ハルダーマン氏はロイターに語り、「不正行為を助長する恐れもある」と述べた。

