アルファベット(GOOGL)は、AIインフラ拡充資金として800億ドルの株式調達を決定した。バークシャー・ハサウェイは、そのアンカー機関投資家として100億ドルの拠出を表明した。
投資家はこの報道を受けてGOOGL株を売った。月曜日の終値は372.58ドルで、前日比1.02%の下落となった。時間外取引ではさらに1.50%下落し367ドルとなった。希薄化懸念が機関投資家による支持を上回った。
今回の資金調達は、アルファベットがAI分野への資本投資を強化する中で発表された。経営陣が示した2026年の設備投資ガイダンスは1,800億ドルから1,900億ドルと、2025年の914億ドルからほぼ倍増となる。
グーグルクラウドは2026年第1四半期に200億ドルの売上高を計上。これは63%増で、契約残高は4,600億ドルに上った。
株式による調達は大きな方針転換である。株式発行で得た資本は恒久的な資金となり、過去最高となる大手IT企業のAI投資の負担が既に強まるバランスシートをこれ以上圧迫しない。ハイパースケーラー各社のフリーキャッシュフローは今サイクルで大幅に減少している。
バークシャーは2026年第1四半期にアルファベット株を3倍に増やし、保有株数は約5800万株となった。総額は約170億ドル。今回の直接的な100億ドル引受により、バークシャーはインサイダー以外で最大級の株主となる。
Xで最新ニュースをフォローしてリアルタイムの情報をチェック
この決断は、新CEOグレッグ・エイベル氏の下での方針転換を示す。同氏はウォーレン・バフェット氏の後任である。
バークシャーの手元資金残高は四半期末時点で3,974億ドルに達した。
アルファベットの時価総額4兆5,000億ドルに対し、800億ドルの新株発行は約1.8%の希薄化に相当する。ブラックロックの設備投資に関する警告では、企業レベルの支出が現在マクロ環境を動かすと指摘されている。
今後の焦点は、米証券取引委員会(SEC)への正式な提出書類となる。月曜日の売りが一時的な希薄化への反応にとどまるかは不透明である。AIへの設備投資リスクが市場で再評価される動きが今後さらに明らかになる見通し。

