ワールドカップの決勝トーナメントが始まる中、ナショナルチームのファントークン3銘柄が際立つ動きを見せている。アルゼンチンのARGは0.24ドル近辺を維持し、ブラジルとスペインのトークンは過去1週間で2桁下落した。
この動向は、これらのトークンがチームの成績と密接に連動していることを示す。3チームとも32強入りを果たした。今後の対戦カードが、次の動きを左右する。
2026年のトーナメント表では、それぞれ異なる道筋が用意されている。このギャップが、価格推移の差異を生み出している。
アルゼンチンサッカー協会ファントークン(ARG)は、6月29日に0.243ドル近辺で取引された。当日比で約0.3%下落し、7日間で約3.2%上昇した。
時価総額は約450万ドルで、3銘柄中最大。24時間出来高は約150万ドルとなった。流通供給量は2000万枚のうち1870万枚。
週間チャートでは、週央に0.21ドル近辺まで下落し、6月18日の最安値に迫った。その後、買いが入り0.25ドルまで戻したが、勢いは一服。直近のコントラクト移行により、ホルダーには技術的なノイズが生じた。
アルゼンチンは抽選でも最も有利な位置にある。32強ではカーボベルデと対戦し、その後はオーストラリアまたはエジプトが控える。グループステージ終了時にはこれらトークンが上昇した。サポートは0.23ドル近辺、レジスタンスは0.25ドル付近。
ブラジル代表ファントークン(BFT)は、0.00358ドル近辺で取引された。過去7日間で約23%下落。0.0047ドル超からの下落基調となった。
ただし、24時間以内で小反発。0.00307ドルから0.00371ドルの範囲で推移し、現在は高値付近に位置する。この反発は決勝トーナメント入りを見越した買いとみられる。
ブラジルは時価総額約10万2000ドルの小型トークン。24時間出来高は約5万7000ドル。流動性が薄く、アルゼンチントークンより値動きが大きい。
ブラジルはノックアウト初戦で日本と対戦し、その後はコートジボワールまたはノルウェーと激突する。勝ち進むとイングランドとの準々決勝もあり得る。日本戦に勝利なら24時間反発が継続する一方、敗北なら反転下落のリスク。
スペイン代表ファントークン(SNFT)は0.00354ドル近辺で取引。7日間で約41%下落し、3銘柄で最も下落率が大きい。6月中旬に0.007ドル付近でローンチしたばかり。
上場時の高騰は終息し、現在は0.0035ドル前後で推移。24時間安値は0.00322ドル。小幅な反発で日中高値付近へ戻した。
時価総額は約8万1000ドルで、3銘柄中最小。24時間出来高は約5万5000ドル。大会ファントークン指数では新参銘柄のひとつに分類されている。
スペインは3チームで最も厳しい道筋となる。初戦はオーストリアとの戦いが控え、勝てば16強でポルトガルと対戦予定。サポートは0.0032ドル付近、レジスタンスは0.0040ドル近辺。
ノックアウト方式により、各試合がホルダーにとって二者択一のイベントとなる。勝利は買いを呼び、敗北は売りを誘発しやすい。拡大した大会フォーマットにより、過去大会よりもこの現象が多発する傾向。
アルゼンチンは価格水準と進路の両面で最も有利な状況にある。ブラジルは日本に勝利できるかどうかが回復の鍵となる。スペインはチャートが最も弱く、対戦相手の組み合わせも最も厳しい。
いずれも投機的かつ流動性が低いまま推移している。価格はファンダメンタルズよりもセンチメントを反映している。予想市場は、どのチームが勝ち進むかについてより明確な見通しを提示する可能性がある。今後数試合の結果が、どのトークンが主導権を握るかを決定づける見通し。


